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2016年

8月24日(四浦半島)

 いつも森林性の鳥達と会っている。
 台風10号が近づいている。
 その影響で海鳥が入ってないか、確認するため、四浦半島を巡る。
 三石周りで行く。
 三石午前5時半到着。
 津久見を出るときは、小雨が降っていたが、四国方面の雲海から陽が昇る。
 ミサゴの親が遠くの岩に降りた。
 まだ、ここは生活圏のようだ。
 路上でトビが倒れていた。
 まだ、息があり、目は開いている。
 たぶん、車に跳ねられたのだろう。
 トビたちは夜明け前、路上に降りていることが多い。
 命の格差。
 これが天然記念物のトキだったら、どうするか。
 何らかの手段を尽くし、病院に運ぶか。
 なにせ、トビは品性がなく、数も多い。
 助ける気持が起きなかった。
 対岸は、保戸島。
 海鳥の姿は見えない。
 こちらの岸には、前にクロサギがいたが。
 漁港の中を覗くと、小魚が群れていた。
 何という魚か。
 最後に、冠海水浴場へ。
 「ここは私有地」という看板があった。
 もう、海水浴場でなくなったのか。
 沖合に、魚を掴んだミサゴがやって来た。
 途中で、魚を落としてしまった。
 「猿も木から落ちる」
 
 こちらの方に飛んでくる。
 海面を見ながら旋回し、飛び去った。
 岩場には、イソシギ。
 人の気配を察し、飛び去る。
 波打ち際には、誰一人いなく、アオサギが悠然と歩く。
 ここでは、シギチ類はほとんどいないが、キアシシギだけはやって来る。
 今年は1羽のみ確認。
 キアシシギも人の気配を察し、遠くに飛び去る。
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